塩水噴霧試験(材料)とは
自動車材料・内外装部品(金属・樹脂・表面処理)自動車材料・内外装部品(金属・樹脂・表面処理)
自動車のボディ鋼板や足回り部品、塗装・メッキなどの「材料・表面処理」に対する塩水腐食試験は、評価の目的と実環境への近さに応じて、主に「連続噴霧(旧来の基礎試験)」と「複合サイクル(現代の主流)」の2つの手法に大別されます。
基礎的な国際規格であるISO 9227や、より現実に近い自動車規格であるJASO M 609、および欧州OEM規格のVDA 233-102において、主に以下の手法が規定されています。
【基礎評価】塩水噴霧試験(Continuous salt spray test)
一定の温度で塩水を連続して吹き付け続ける、材料腐食の基礎的な比較・評価手法です。使用する塩水の性質により、以下の手法に分かれます。
- 中性塩水噴霧試験(NSS: Neutral salt spray test)
-
一般的な塩水を用いた最も標準的な手法
対応規格
- ISO 9227(NSS)
- JIS Z 2371(NSS)
- 酢酸酸性・キャス試験(AASS / CASS test)
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銅や酢酸を加え、メッキ部品などに対してより過酷に腐食を促進させる手法
対応規格
- ISO 9227(AASS / CASS)
- JIS Z 2371(AASS / CASS)
- 酢酸酸性・キャス試験(AASS / CASS test)
-
銅や酢酸を加え、メッキ部品などに対してより過酷に腐食を促進させる手法
対応規格
- ISO 9227(AASS / CASS)
- JIS Z 2371(AASS / CASS)
【実環境評価】複合サイクル腐食試験(CCT: Cyclic Corrosion Test)
「塩水噴霧」「熱風乾燥」「湿潤」などの異なる環境条件を順番に繰り返し、実際の自然環境下(融雪剤を浴びた後の乾燥や夜露など)で発生する複雑なサビをリアルに再現する、現代の自動車開発において主流の過酷な手法です。
- 国内自動車メーカー向け(Japanese OEM standard)
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対応規格
- JASO M 609(自動車用材料の腐食試験方法)
- 欧州自動車メーカー向け(European OEM standard)
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欧州の過酷な冬期環境を想定し、氷点下(凍結)のサイクルを含む高難度な試験
対応規格
- VDA 233-102(Cyclic corrosion testing of materials and components)
- 国際規格(金属・合金向け)
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銅や酢酸を加え、メッキ部品などに対してより過酷に腐食を促進させる手法
- ISO 14993(Accelerated testing involving cyclic exposure)
※近年の自動車開発では、よりフィールド(実車)の腐食に近い「複合サイクル腐食試験(CCT)」の要求が急増しています。JASO M 609やVDA 233-102などの厳密なサイクル制御(温湿度コントロール・シャワー機能など)に対応可能な専用設備を保有する受託企業は、以下のリストからご確認ください。
塩水噴霧試験(材料)に対応可能な企業
事例
事例1:OKIエンジニアリングの塩水腐食試験
自動車部品・材料向けの腐食試験規格「JASO M 609:2024」に対応
JASO M 609:2024以外にも、北米や欧州などの海外自動車メーカーの規格にも対応
- JASO M 609:2024のA、B、C法に対応
- GMW 14872
- SAE J 2334など
エアプレコンディショナーにより、より優れた温湿度制御を線形移行と短時間移行の双方で実現
- 内寸 :W1460×H780×D820[mm]
- 試料台耐荷重:500kg
- 試験液 :塩水
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